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2012年10月

2012.10.01

世の中のためにという私心

 Idoは来年の4月で丸10年を迎えます。お金もお客様も何もないゼロからのスタートでした。しなければならないことは何もなく、毎日やりたいことをしていました。自分なりの将来の夢は明確に持っていましたが、志や社会へのお役立ちなど、潜在的に心の中に持っていただけで、そこに対峙することはなく、目の前のお客様に誠心誠意尽くすこと、一日一日、生きるために仕事をしていました。

 

 先日、創業当初からのお客様と食事をした際、「教祖様みたいやな。何がしたいの?無理してないか?」と素直に聞かれました。一瞬、私は答えに詰まりました。たまには、サーフィンに行きたい、もっともっと犬と遊びたい、そんな気持ちが全くないと言えば嘘になります。もう一度人生をやり直すチャンスがあったとしたら、どんな人生を選択するだろう?そのお客様との対話を通じて得られた私の答えは、「欲張りだから、雑念は払えないけど、もう一度生まれ変わっても、同じ挑戦をする!!」お陰様で自分の心を整理することができました。

 

 9年経ってたどり着いた今の私の夢は、会計を通じて社会の発展に貢献する、そんな燃えるような思いを持った集団をつくること。個の主体性から共働主体へ・・・

 

 今はわずか13人の小集団ですが、試行錯誤を繰り返しながらも、創業当初から消えなかった夢に、私一人でなく、Idoの仲間と共に、残りの人生をかけて挑戦し続けたいと思います。

 

 あるお客様の社員大会でお聞きした言葉が、私の血潮を奮い立たせてくれました。「うちの会社はすごい人を取らなくていいのです。普通の子がうちの会社にきてすごい人になるのです。」人生について真剣に考えたこともなかった創業当初の私が、仕事を通じて磨かれてきたように、自分も知らない他人も知らない潜在的な力を、Idoに来て発掘することができたら・・・

 

 Idoはそんな良心を覚醒する道場でありたいと思います。しかし、今のIdoは、スタッフの献身的な働きと良心に支えられているのが現実です。その現状を当たり前と思わず、打破するためにも、リーダーとして、強い財務体質を創り、スタッフが日々に追われることなく、安心して未来を見つめる環境を整えることが必須です。世の中のためにという大義が私心とならないよう、日々の改善を積み重ねていきたいと思います。

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