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2012年04月

2012.04.01

針ほどの事を棒ほどに感謝する

私自身、お天道様に誓って、両親を大切にしようと思ったのはいつ頃からでしょうか。自分のことは節制しても、無条件に何かしてあげたい・・・はっきりとは覚えていませんが、大人になって、仕事を頑張るようになってからだと記憶しております。

 

「親孝行もできない人間は、お客様に尽くすことは出来ない。親孝行を通じて人に感謝されるということは、自分の喜び。人に尽くすということは、実は己の喜びであることを知る」と言われているように、親孝行は感謝する気持ちの原点です。

 

 人は学校を卒業するまでは、親や学校の先生が、一生懸命いろんなことを教えます。学校を卒業した後は、就職した会社で、仕事を通じて勉強します。会社では、勉強だけでなく、生き方など、様々なことを学びます。人間、一生勉強、学ぶことを忘れたら終わりです。

 

  経営者は、会社で学ぶことについて、大切な役割を担っています。どんな会社に就職するかによって、その人の将来は大きく変わります。仕事に対する考え方が、人生を左右すると言っても過言ではありません。

 

 子供の頃、親の顔が見てみたい!とよく言われますが、大人になったら、社長の顔が見てみたい!ではないでしょうか。

 

 様々な違った環境で育った人間が、縁あって会社に集い、一緒に共同で仕事をします。考え方が一致しないことがあって当然です。そんな時、どこまで歩み寄れるか・・・人間、いくつになっても、素直さが一番大切です。そんな信頼関係を構築できるよう、利他の心、素直な心を、経営者自身も一緒に、一生学び続ける風土が大切です。

 

 初めての経験ですが、来週、新卒社員のお母さんに挨拶することになっています。その子が社会のお役にたつ人間に成長できるよう、襟を正す気持ちで一杯です。

 

 ずっと昔、小学校の先生から、すぐに不満をあらわにする、こらえ性のない幼稚な私に、「針ほどの事を棒ほどに感謝しなさい」とよく言われました。大人になった今、若いスタッフに、人のお役にたち感謝される喜び、自らが感謝する幸せを実感してもらえるよう、力を尽くしたいと思います。まさに感謝に勝る能力なし、感謝の心を育んでいきます。

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