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2011年05月

2011.05.01

積善の家

 感謝が足りない・・・自分の中の師が、いつもささやきます。まだまだ、人の欠点が先に立ちます。さすがに、悪口や愚痴は口に出さなくなりましたが、心の中に邪心が芽生え、瞬時に蔓延します。


 

 

"汚いものが見えるうちは、己がまだまだ同類であると、お悟りなさい"頭ではしっかり理解していますが、ふと魔がさします。仕事上、人と接する場合、欠点や短所を暴くのではなく、その人の魂の輝きを積極的に見出せるようになりたいと思います。

 

自分の部下が、信じられない失敗をした時も、一糸も感情を乱さず、感謝できるようになること。私の周囲には、まるで、そよ風が吹くかのごとく、安々とその課題を達成された方が、何人かいらっしゃいます。そんな方と一緒にいると摩訶不思議・・・ それが当たり前のように感じてきます。

 

その方たちに共通するのは、少々の事では動じない。そして、感謝しなければ・・・と義務感から感謝するのではなく、感謝の念が、自ずと、その心のままに発露し、あふれていること。私も見習い、奇跡を平常心におくことができるよう、そして、感謝の念が発露するよう、人格を高めます。

 

積善の家に余慶あり、積不善の家に余殃(よおう)あり」という言葉を思い出します。昔から、よく、提灯の日が消えたために、禍を免れたとか、また履き物の緒が切れたために、災害を免れたなどといわれます。

 

これは決して偶然ではなく、真の運であり、因果応報の道理だそうです。善行を重ねているような人には、自然にめでたいことが集まってくるもの。人知れず善いことを積み重ねていくよう、努力することは決して無駄にはなりません

 

今ある現状は、決して自分の力だけでなく、先祖から受け継いだ徳のお陰であることを忘れないこと。感謝を忘れず、コツコツと徳の貯蓄に励みたいと思います

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