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2008年08月

2008.08.01

思いが通じるまで

 中尾会計事務所では、お客さまのお役に立とうとする気持ちを最も大事にしています。しかし残念ながらお世辞で100点満点とは言えず、お客様にもご迷惑をかけることもある現状です。

 

 私を含めスタッフ全員、お役に立とうとする気持ちは誰にも負けないくらい強く持っています。しかし、問題に気付かず素通りしてしまう場合・・そして、切なる思いが上手く伝えられない場合があります。どうしたらスタッフそれぞれがもっと気づき、そして、思いが伝えられるようになるのでしょうか。

 

 素通りしてしまう原因の第一は、主体性の欠落があげられます。万事受け身で言われたことしかやらない、自分の頭で考えない人に問題を見つけようという意識は働きません。たまたま問題にぶつかったとしても、これは自分の仕事ではないと無意識に通り過ぎてしまいます。

 

 次に、当事者意識の欠落。自分はあくまでも補佐役で主人公ではないと思っています。一番難しいのは、自分では主体的に取り組んでいるつもりなのに問題を見つけられない人。そういう人は本当に自分が真剣に取り組んでいるのか胸に手を当てて考えてみる必要があります。

 

 真剣に取り組むとは、お客様の状況そして自分自身のおかれている状況を複合的に考え尽すこと。他者認識力と自己認識力を高める必要があります

 

 高める秘訣はただ一つ。役に立ちたいという思いの強さです。その気持ちさえ持ち続ければ、いくら未熟でもいずれ成長してゆくはずです。

 

 思いが伝わらないのは、相手の誠が足りないのか、それとも己の誠が足りないのか

 

 まず自分の誠意をもってすれば、どんな人でも説得できる・・中尾会計がそんな人間の集まりになれるよう精進を続けたいと思います。

2008.08.01

裸の価値

 先日、20代前半の人と3日間団体行動をする機会がありました。私はそこで大きな発見をしました。

 

 自分は素直だと認識していましたが、若い人が主流のフィールドに入るとエゴの塊であるということ。普段接することが多い人間関係を思い起こしてみました。

 

 明らかに自分より年上で地位のある男性が主流を占めています。その人たちに馴染もう、その人たちと共感できるようになりたい・・仕事を始めたころ強くそう思いました。

 その反面、同世代の一般的なサラリーマンを心のどこかで馬鹿にするようになり、友人たちとも距離を置くようになりました。

 

 19年たった現在、幸い願いは叶い、それ相応の経営者の方と、対等とまではいきませんが、同じ土俵で話ができるようになってきました。

 

 しかし私自身、何か大事なものを忘れかけているような気がします。

 今回、若い人との団体生活を通じて、どこか斜に構えている自分がはっきり見えました。

 

 参加メンバーが、自分がいつも接している経営者ではないから、自分が真剣に接する必要はない・・心のどこかで上から目線で、力を抜いていました

 

 なんと冷たい傲慢な人間なのでしょうか。知らず知らずのうちに、自分自身が肩書や資格、名刺で価値を判断する種族の仲間入りをしようとしていました。

 

 3日間生活を共にしたみんなには、私の背景は何も関係ありません。そう考えたときふと、私の傲慢さが事務所の若いスタッフと距離をつくっていると確信しました

 

 真剣に向き合わず管理されて喜ぶ人間はいません

 

 遠い離島で生活していたとしても、自分の価値をはっきり言えるような人間でありたいと思います。

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