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所長の一言(ブログ)

過ぎたるは猶及ばざるが如し

長所と欠点は紙一重、表裏一体、深く反省することがありました。私には、自分でいうのもはばかられますが、人が大いに共感して下さり、心の琴線に触れるような部分と、人が絶対触れられたくない部分に、土足で踏み込む圧倒的な無神経かつ傲慢な部分があるようです。

現象として現れる割合が、後者の部分が数年に一度のため、何とか事なきを得て、事務所は今まで成長することが出来ています。後者を自覚できているのが氷山の一角、みんな我慢してくれている・・・そう謙虚に受け取り直せば、綱渡りを続けてきたのかもしれません。他人の綱渡りはよく見えますが、自分が綱渡りしている姿はなかなか見えません。

ところが数年に一度、そうは問屋が卸さないと言わんばかりに、人との縁をバサバサと鉈を振り下ろすように斬ろうとする方と触れ合います。その方は、人より純粋な側面と、人を赦さない強さ、冷たさ、気高さという、私にはないアイデンティティを持っておられます。私ははっきりした性格ですが、明らかに甘ちゃんで、厳しさに欠けるところがあり、最後の最後には譲歩、自ら縁を切ることなど、生まれてこの方、したことがありません。

私と違って縁を切ることに躊躇しないタイプの方が私に教えてくれることは、過ぎたるは猶及ばざるが如し、過ぎたるは悪であること。自分だけ満足し、人と親しんでいるつもりになっていないか?過ぎたるを防ぐには、差し障りのない関係性、更に言えば、的を初めから外しておけば問題は起こりません。しかしながら、そうすることで、大いに共感して下さり、心の琴線に触れる喜びも無くなり、大袈裟でなく、私がこの世に存在する意味すら失われます。

大切なことは、こちらが主体性を保てる間合いを保つこと、そしてわからせてやろうという執着をとること、相手が動き出そうとしているか、自分が動き出しているか、良心の声を聴くこと。

ある本の一説が、私のくすぶりをふっしょくしてくれました。厳格と冷酷、能弁と多弁饒舌、勇気と粗暴、紙一重、長所というものは一歩調子に乗って度を超すとたちまち欠点となります。自分の欠点を反省し、これを除くという努力が実はそのまま長所を伸ばすことになる。長所と短所は別物ではなく同一物、ただそれが反省により浄められるか否か、ただそれだけの相違に過ぎない(修身教授録)。過ぎたるは猶及ばざるが如し、常に的に的中できるよう、反省あるのみ!!祓い浄め、長所を伸ばしていきたいと思います。

五倫五常

新緑の風薫る晴れた日、ある勉強会で耳にした話に、私は心洗われました。それは陽明学講座でのこと。私は今年、陽明学の勉強を始めました。前から単発の勉強会には定期的に参加していたのですが、一度ちゃんと勉強してみたいと思い、一年コースの講座に申し込みました。陽明学は深さの学問、身を修める唯一の学問であり、ずばり聖人の道を説いたものです。知識を教わるというより、えぐる、感じる、揺れ動かされる時間であり、毎回毎回、嘘つきな自分の心の奥底が透けて見え、穴があったら入りたい気持ちにさせられることばかりです。しかし、正面から魂磨きに向き合うのは何とも清々しいもので、帰る道すがら、いつも憑き物を祓ってもらったかのような、慈愛に満ちた状態になります。

中でも、先日教えて頂いた五倫五常の話に、今後の人生が変わるくらい、身を引き締められ、心を洗われました。倫とは、人と人をつなぎ結ぶ道、常とは、いつでもどこでもある徳のこと。五倫とは人倫の道。父子、親有り、親しみあうこと。君臣、義有り、正し合うこと。夫婦、別有り、ものを生み出す智的な関係であること。長幼、序あり、尊敬され尊重する譲り合いの関係であること。朋友、信有り、信じ合い、偽りなきこと。それぞれの関係性において、五常、つまり、仁、義、礼、智、信を貫き生きること。極々当たり前のことですが、つい疎かにしてしまうことばかりです。

一つ一つの関係性において、五倫五常を真摯に実践することが、聖人への道につながると言われ、私は背筋を正し、自分の行いを省みました。父の介護を献身的にする娘を演じながら、心の奥底では煩わしく思っている私。スタッフに良心を判断基準にと言いながら、諫言されて、むっとしてしまう私。夫を大切にと思いながら、いつも正しいことを言う主人に、つい傲慢な態度をとってしまう私。恥ずかしい限りですが、祓い給え、清め給え、一つ一つ祓い清めるしかありません。

五倫五常とは、こちらの主体性を保つ間合いのようなものとも教えていただきました。経営は誠の発展道場、どんな問題が勃発しても、常に主体性を失わず、つまり、何事にも執着せず、しなやかに生きる所作を必ず習得し、少しでも聖人の域に近づきたいと思います。

ふと空を見上げた際、自分がこのようなことを欲し、真剣に学びたいと思わせて頂くに至った、重々無尽の縁起への感謝が、そこはかとなく湧いてきました。すべてに感謝し、日々誠実に毎日を積み重ねていきたいと思います。皆さんも一緒に陽明学を勉強しませんか?興味のある方は是非、お声をかけて下さい!


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