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2023年04月

2023.04.08

心柱

 毎年、確定申告の終わりと共に、春が訪れます。ひと昔前は一週間ほぼ徹夜、もう一頑張りすればスキーに行ける!はずんだ気持ちで、仕事をモリモリとこなしていました。徹夜も季節の風物詩、楽しみの一つ、人生の夏を謳歌していました。

 

 そんなIdoも、早いもので、2023年4月8日に20歳の誕生日を迎えます。帝国データバンクによると、会社の20年生存率は52%、約半分の会社が何らかの事情で消滅するそうです。まずは、会計事務所として、この世に生を受け、20年間存在することができたことに、心から感謝したいと思います。まだまだ人間でいえば成人式、本当の醍醐味はこれからだと頭では理解しつつ、我ながらよく続いたなあ・・・と万感の思いがこみ上げてくるのが実感です。

 

 普通の人が我慢できることのほとんどを我慢することができない、小利口な税理士になれない、呆れるほど不器用な私に、要所要所で一燈を照らし、手を差し伸べて下さった恩人の方々、そして、私を赦し、受け容れ、共に歩んで下さっているスタッフの皆さん、お客様、ご縁を紡いで下さっている皆々様のおかげだと、しみじみ思います。

 

 その一燈、一燈が、物心ついていない私の生きがいの根っこが腐らないよう、その存在を忘れないよう、消え入りそうな私の生きがいに、「いのち」を宿し続けて下さいました。

 

 これぞ我が生きがいと、鼻息荒く信じて疑わなかった30代40代。しかし、親友、そして父の死を機に、「この世でのあなたの仕事は何ですか?」そんな問いにふわっと包まれました。私の仕事、私の幸せとは?両肩を優しく撫でてもらったような温かい感覚、死生観のようなものが備わった瞬間です。

 

 私たち一人一人は各々時代を一歩前に進めるために生まれてきた。私たちの仕事の意味は、自分の仕事を発展させることを通じて、時代を一歩前に進めること。死について何ら考えがなく、死に対して何ら腰の定まらないうちは、その人生はまだ真実とは言えない。自分の使命に生き切った・・・そんな、人間の生き方として最高の燃焼度に達した生き方をしたい・・・ある本の一説です。

 

 私の生きがいの根っこは、父の会社のにぎやかな日常の風景、皆が笑顔で働いていることへの感動、会社っていいなあ・・心からそう思わせてくれたルーツ、Idoをはじめ、そんな会社をたくさん創っていきたい、そして、そんな会社の役に立ちたい、なくてはならない存在になりたい。

 

 税理士という職業のもう一歩先にある世界に、はっきりと照準を合わせようと思います。それが今の私の「生きる」心柱です。

 

 いよいよ第二ステージの幕開けです。皆さんと共に、We do!!第二ステージの私たちに乞うご期待下さい。今後とも何卒よろしく願いいたします。

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