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2006年10月

2006.10.01

船に刻みて剣を求む

 つい日常的にいってしまう言葉があります。「がんばれ!」「根性」という類の言葉です。

 

 立派な大人に対し十年一日の如く努力という言葉ではっぱをかけることが上司の仕事でしょうか。

 

   会社の運営がスムーズにいかないことを、スタッフの努力の有無と結びつける経営が、果たして経営といえるのでしょうか。

 

 スタッフに対してがんばれという精神論を振りかざしてばかりいると、がんばることが目的になり何のためにがんばるかを見失ったり、がんばるふりが横行したりするようになります。

 

 本来成果が上がらないときは、業務の形態やシステムの合理的な見直しこそが必要であり、個人の努力や

 

精神性の不備を理由にしてしまっては、真の原因がうやむやになり、結局何も変えることができません。

 

 最近ある本で「船に刻みて剣を求む」という中国のことわざを知りました。これは川を渡っている際、剣を落とした男が、落としたのはこのあたりだろうと船べりに目印をつけておいたが、船は進んでいたため見つからなかったという故事です。

 

 すでに舟は進んで世の中は変化しているのに、いつまでも過去のやり方や考え方に固執する愚をおかしていませんか。すべての責任は経営者にあります。


 

 「がんばれ」とはっぱをかけるのは、トップが会社の戦略をきちんと立て、全社的なビジネスプロセスを決定したその後です。

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