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2016年09月

2016.09.01

笑顔のゆくえ

先日とある勉強会にて、身につまされる話を聞きました。反省至極、姿勢を切り替えるスイッチを入れて頂いたので、皆さんとも共有したいと思います。

 

危機感という言葉、最近特によく耳にしますが、深く意味を考えたことがありませんでした。

危機感という言葉を分解すると、危は危険、リスク、機は機会、チャンス、そして感は感じる。危機感を共有することの本当の意味は、そのリスクとチャンスを感じとれるように、経営方針をたてること。

今のような先が見えない時代、私を含めて、経営者の皆さんがやってしまいがちなことは、経営幹部や社員の皆さんに、不安やリスクばかりを大げさに語ることではないでしょうか。まさしくそれは危機感ではなく不安をあおる事です。

 

昔から、“不安をあおるのでなく危機感を持つこと”という言葉は知っていましたが、言葉尻だけをとらえていました。

こうすればこのリスクをチャンスに変えることが出来る!という物語が描けていないのに、クドクドとリスクを語るのは、その不安に耐えかねての愚痴に過ぎません。そのリスクをチャンスに変える方針を含めて、経営幹部や社員の皆さんに語りかけ、勇気を奮い立せてもらうことが危機感の共有であり、経営者に今一番求められることかもしれません。

 

私がやっていたことは逆にモチベーションを下げること。儲からない仕組みを経営者が考えておいて、従業員さんに頑張れ頑張れと言っても、従業員さんがかわいそうです。

ふと周りを見渡すと、変化のスピードに人間の処理能力が追い付かず、みんな目の前のことに追われ、急いでいます。

特に労働集約型の仕事の場合、単価が下降する分、効率化を図らないと仕事として成立しないジレンマ、そこに笑顔はありません。

新しい仕事の価値を創造することは決して簡単なことではありませんが、経営者が後ろ向きにならず、やれる!という強い意志の元、明るく前向きに知恵を絞る姿に共鳴し、経営幹部や従業員さんが才能を開花させるのではないでしょうか。それこそが運命を打開するただ一つの切り札であると感じました。

柄にもなく、不安に負けそうになるのは、ジ、エンド、笑顔でとことん知恵を絞りたいと思います!

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