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2024.11.27

スマホ用電子証明書とマイナンバーカード

皆様はマイナンバーカードをお持ちでしょうか。マイナンバーカードは確定申告や各種証明書の取得、健康保険証としての利用など様々な場面で利用できます。通常はカードの持参が必要です。

しかし、マイナンバーカードを持ち歩くと紛失等が心配という方もいるでしょう。そこで、一定の行政サービスでは、カード本体に代わり「スマホ用電子証明書」を利用できるようになりました。

スマホ用電子証明書とは、令和55月から開始したスマートフォン向けの公的個人認証サービスです。マイナンバーカードのICチップに格納されている署名用電子証明書を使ってスマホ用電子証明書の機能を搭載することで、スマホだけでマイナンバーカード関連の各種サービスを利用することができます。

スマホ用電子証明書を搭載するには、利用申請が必要です。対象端末のマイナポータルアプリから、マイナンバーカード用署名用電子証明書のパスワード(マイナンバーカードを市区町村の窓口で受け取った際に設定した6文字から16文字の半角英数字)を入力し、マイナンバーカードの読取り等を行って申し込みます。

搭載までの詳しい流れは、マイナポータルのホームページで確認することができます。

現在、スマホ用電子証明書が利用可能なサービスはマイナンバーカードを使用する際と同様に、住民票の写しをはじめとする市区町村の各種証明書のコンビニ交付サービス、銀行・証券口座開設等の各種民間オンラインサービスなどがあります。

税務の場面では、年末調整において国税庁が提供する年調ソフトで利用でき、令和71月からは、e-Taxの確定申告の場面でも利用が始まります。今後は健康保険証としての利用もスタートする予定となっています。

搭載できるスマホは、令和611月時点でAndroidのうち約350端末ですが、今後は、iPhoneも対象に加わる予定とのことです。

今回の内容は以上です。

マイナンバーカードには賛否ありますが、今後はその役割が大きくなっていきます。うまく利用すれば、利便性が向上するはずですので、対応したスマホをお持ちの方は、今回紹介したサービスを試してみてはいかがでしょうか。

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