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2019.04.08

青春

 令和の幕開けを静かに待つ平成31年4月8日、Idoは無事、16歳の誕生日を迎えることができました。

これもひとえに、Idoを支えて下さっている皆様のおかげさま、この場をお借りして、心から感謝を申し上げたいと思います。

 

 16年前開業した頃の私は、只々、思う存分納得のいく仕事がしたい・・・その一心でした。寝食を忘れて仕事する、という表現が大げさでない自分がそこに存在し、その瞳は一心にお客様を向いていました。ふと、16年前の私が現在の私に問いかけます。情熱は失われていないか?

 

 16年経った今、明らかに私の体力は落ちました。同志であり戦友であるパートナーの働き方改革、他人でありながら家族である存在の16名のスタッフの笑顔、来年4月入社予定の4名の玉のような新卒スタッフ、要介護5の両親の介護との向き合い方、いろいろ瞳を向ける先が増えました。 最近、専ら私の心をくすぶる詩を紹介します。ご存知の方の多いと思いますが、サミュエル・ハウマンの「青春」という詩の全文です。

 

 青春とは人生のある時期をいうのではなく、
 心の様相をいうのだ。
 優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、
 怯懦(きょうだ)を却(しりぞ)ける勇猛心、
 安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を
 青春というのだ。
 年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に
 初めて老いがくる。
 歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ
 苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こういうものこそ
 あたかも長年月のごとく人を老いさせ、精気ある魂を
 も芥(あくた)に帰せしめてしまう。
 年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に
 抱き得るものは何か。
 曰く、脅威への愛慕心、空にきらめく星辰(せいしん)、
 その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰(きんぎょう)、 事に処する剛毅な挑戦、小児のごとく求めて止まぬ探求心、
 人生への歓喜と興味。

 人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
 人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
 希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。

 大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして
 偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。
 これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも
 おいつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、
 この時にこそ人は全くに老いて、
 神の憐みを乞うる他はなくなる。

 

 今年53歳になる私ですが、この詩に描かれるよう、死ぬまで理想を追い求め続けようと思います。様々な場面において、自由に愛を降り注ぐ存在でありたいと思います。この先ずっと、皆さんと共に歩むことができたら本望です。進化するIdoを、今後とも末永く、ごひいきに宜しくお願いします。

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