2012.06.10
まず初めに、皆さんにお詫びと感謝の言葉を述べさせて下さい。前回の事務所通信を読んでいただいた方から、たくさんの叱咤激励を頂きました。長い間お会いしていなかった方が事務所を訪ねて下さったり、中には、ミスチルのコンサートに連れて行って下さったり・・・様々な形で渇を入れて下さいました。感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
私は23年間、毎日毎日、全身全霊で、中小企業の経営者と向き合ってきました。どうすれば、その会社がよくなるか・・・その一心です。
20年を超える草の根活動を通じて実感した課題がたくさんあります。その課題を克服するには、日々、誠実に向き合うだけでなく、租税制度の在り方も含め、新しい会計の可能性を切り拓くことが必須であり、それこそが、私の使命であると強く感じます。
理想主義と言われても、現実を見よと言われても、“世の中が平和で豊かでありますように・・・世の中を良くしたい”その願いは、人としての根源であり、命の叫びではないでしょうか。課題に猪突猛進するあまり、たがが完全に外れてしまいました。
経営者にとって、経営は良心を覚醒する現場です。志を全うするためにも、誠の発展課題に正面から向き合い、仕事を通して人格を高め続けます。そして必ずや、社会を影響するくらいの良心を育みたいと思います。
昔読んだ致知のある文章に大きな勇気をもらいました。「誰の人生にも節がある。小節、中節、大節、人は皆、その人生行路で様々な節に出会う。それらの節を一つ一つ乗り越えることで、人はさらにたくましさを加え、成長してゆく。節を乗り越えられずに道半ばで倒れ、命を全うできない人も少なくない」
何のために経営するのか?真摯に目的を問いただし、気持ちを切り替え、一つの節を越えたいと思います。