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2011年08月

2011.08.01

魂入れ

 私の生まれはひのえ午の年、そして午の日。陰陽五行の火を、通常よりたくさん抱き、生まれてきたそうです。

「火が強過ぎるから、ちゃんと育てないと間違えた人生を歩む・・・」修行僧だった曾祖母が心配していたそうです。その言葉通り、現在まで、こらえ性がない自分の性分とずっと対峙してきました。

 

 しかし、何のために、たくさんの火を持って生まれてきたのか、最近やっとわかるようになりました。まさに開眼したような感覚です。私の仕事において、つくづく大切であると思うこと・・・それはお客様に火をつけること。つまり、魂入れをすること

 

 まず性根を据えて、誰にも負けない努力で自分の仕事と向き合ってもらうこと。そして自分の可能性は無限であることを信じ、希望に満ちあふれ、社員の幸せを心から祈ってもらうこと。

 しかし、この気持ちをずっと維持していただくことは大変難しいことです。余程の情熱がなければ、人に魂入れをすることなど容易ではありません。

 

 経営者の方にも様々な方がおられます。守りに入り、慢心し、創造を忘れてしまった方。自分との闘いに疲れ、自暴自棄になっておられる方。

 経営者は志に燃える半面、孤独です。誠実であればあるほど、世の不条理を流すことができず、常に悩み深く、苦しみが絶えません。経営は諸行無常、変化し続けなければ、企業の栄枯盛衰は必須です。

 

 私が神様から授かった火のエネルギーは、周囲の皆さんを勇気づけ、立志していただくためにつかうべきもの。利己心により、周囲を焼き尽くすためのものでは決してありません。

 

 経営が成功するか否かは考え方一つ、ほんのわずか紙一重の差です。もう一歩、踏ん張っていただけるよう、必死で生きている経営者の心に、厳しくも温かい祈りを捧げ、明るい灯をともし続けたい・・・真摯に思います。

 

 知識をおしつけるだけでなく、まずは、身近な人から、右足一歩、左足一歩と、持てる力の限り、魂入れができるよう、努力を積み重ねていきたいと思います

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