2011.02.01
今年になって早々、神様から大切な贈り物を頂戴しました。お客様からの大善の御意見です。
「このまま、同じ内容であれば、必要性を感じなくなると思います。進化し続けて下さい」
よくよく考えてみれば、当たり前のこと。まさに天の声。原因は、何年も同じ商品を提供し続けているから。怠けているつもりは当然なし。毎日、必死に、勤勉に取り組んでいます。
正直、答えは簡単に見つかりません。寝ても覚めても、ずっとずっと考え続けています。私たちの仕事の本当の価値は何?どうすれば本質的にお役にたてるのか?経営者の大事な仕事は、会社の将来に手をうつことではないでしょうか。
ビジネスは何もしなければ陳腐化してゆきます。永続的に発展するためには、イノベーションが必要不可欠です。お客様に買っていただく商品が陳腐化しているにも関わらず、何も手を打たず、従業員に努力せよと言ってみたところで、何も始まりません。
潜在意識に透徹するまで、この危機意識を持ち合わせている経営者が、世の中にどれくらいいるでしょうか。
仮説、検証、シミュレーションを繰り返し、進化しようとだれにも負けない努力をすること。日常的に、漠たる不安を討論する場を創ることができているか・・・反省しきりです。従業員は毎日必死で働いてくれています。せめて経営者は、潮の変わり目を見過ごさないこと。
今現在、業績が良いことは、過去の頑張りの成果であり、過去の財産を食いつぶしているにすぎません。将来に向けて喜びの種をまいているか・・・売上が伸びないことが問題ではありません。 イノベーションの勘所を見失っていることが大きな問題であるということを、経営者自身が真摯に反省し、襟を正すこと。 再出発にもう遅いはありません。
大善をもって苦言を呈して下さったお客様に心から感謝します。そんな素晴らしいお客様に支えられ、許されて生きていることを肝に銘じ、必ず進化することをここに誓います。