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2008年12月

2008.12.01

誰も見ていないところで

 街はいきなり師走ムード、今年も残すところ一ヶ月となりました。今年を振り返り特に感じたことがあります。

 

 即決できず判断を保留してしまう事案が非常に増えたこと。事務所に関わる社会が少しずつ広がるにつれ、今迄のように単純明快とはいかなくなりました。本質的な拠りどころを模索することの連続でした

 

 大袈裟にいえば、自分の判断や発言で人を幸せにしたり、残念ながらその逆もあるという可能性を感じました。信頼は一朝一夕では培えませんが一瞬で崩れ去ります

 

 その危機感を経営者としてどれくらい意識しているか。至誠を尽くしていない日常が多くの原因となります。やりがいが増すほど責任も増します。

 

 私の場合、責任の増加と人格の成長が明らかに比例していません。成長とは自己責任の拡大と言われます。自分が幸せになる選択から社会が幸せになる選択に進化する必要性を強く感じました。

 判断に迷った際、誰も見ていない時に正しい行いをしているかどうか・・そう問われたら今の私は自信を持ってYESと言えません。

 

 ただ言えることは、誰も見ていなくても自分自身が一部始終を見ていること。ごまかした時の何とも言えない後ろめたさは自分に対する裏切りの代償です。

 

 「清ければ魚棲まず」では本末転倒ですが、和する極意を念頭においた上で、自分の都合を捨てることができればきっと天の声が聞こえてくるはずです。

 

 まさに「動機善なりや、私心なかりしか。」

 

 経営者としての道を選んだ以上、人格を高め続けることは生きるための必須事項です。来年素晴らしいスタートがきれるよう、今日からラストスパート全力投球です!!

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