2007.07.01
今私の中で時の人といえば間違いなくパイレーツの桑田投手です。
桑田投手の歩いてきた道と同様に、会社の経営も、事故もあれば窮地に立たされることも多くあります。このような窮地に立たされた時に、大きく二つのタイプに分かれるようです。
①その状況を受け入れ、今何が出来るかを判断し、行動する。
②その状況が受け入れられず、不平不満を口にするが、何も行動しない。
会計事務所の仕事をしていると、お客様を通じて、そんな機会に出会うことが度々あります。そのとき経営者の本当の器がわかります。立場上、客観的に意見を言いますが、当事者となると正直自信がありません。
桑田投手は、間違いなく①のタイプです。翌日にはギブスをした足で黙々と練習を始めました。
復帰後の試合で、迷わずダイビングキャッチする姿は、「現状を受け入れる」「最善を尽くす」「最後まであきらめない」「初志貫徹」・・たくさんのことを教えてくれました。
試合を見に来てくださった方に力を抜いたプレーは絶対見せられない。また怪我をしたらというネガティブな発想は微塵もないようです。
賞賛をあびるかどうかが彼にとって陽の当たる道の判断基準ではありません。
常に自分自身の限界点を極めようとしているかどうか。そのゆるぎない情熱が温かい陽の光となって彼を照らし続けるのではないでしょうか。
少しでも桑田選手に近づきたいと真に思います。