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2005年06月

2005.06.01

居心地の悪い時間

 人脈という言葉のイメージは両極端です。顔の広さ、社交術、カリスマなどプラスのイメージがある一方で、好き嫌い、損得勘定、縄張り、かけひきなど負のイメージもあります。

 

 ある雑誌で読んだのですが、人間関係を惰性に任せておくと「強い者はますます強く、弱い者はますます弱く」という「人脈の法則」が働くそうです。特に効率が求められる仕事の世界では、人間関係を自然に委ねておくとその傾向が強まるようです。

 

 人は誰しも放っておくと同質的な集団に安住します。内輪で固まっているほうが居心地はいいし面倒もありません。同世代意識と同組織原理で生きていればストレスは少ないでしょう。しかし固定的な人間関係にいると世界観も問題解決方法も固定的になり、やがて特定の人に対する依存度が高くなっていくのではないでしょうか。

 

 そうならないために一番大事なことは、意識して少しだけ「遠くへ橋をかける」、親しい人との関係をしっかり固めた上で違う世代、違う世界で生きる人と関わってみる。「居心地の悪い時間」を「居心地の良い時間」にどれだけ積極的に変換することができるか・・・仕事で成長を目指す以上、その変換を楽しみ豊かなネットワークを築いてゆきたいものです。

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