過ぎたるは猶及ばざるが如し
2017年7月1日
長所と欠点は紙一重、表裏一体、深く反省することがありました。私には、自分でいうのもはばかられますが、人が大いに共感して下さり、心の琴線に触れるような部分と、人が絶対触れられたくない部分に、土足で踏み込む圧倒的な無神経かつ傲慢な部分があるようです。
現象として現れる割合が、後者の部分が数年に一度のため、何とか事なきを得て、事務所は今まで成長することが出来ています。後者を自覚できているのが氷山の一角、みんな我慢してくれている・・・そう謙虚に受け取り直せば、綱渡りを続けてきたのかもしれません。他人の綱渡りはよく見えますが、自分が綱渡りしている姿はなかなか見えません。
ところが数年に一度、そうは問屋が卸さないと言わんばかりに、人との縁をバサバサと鉈を振り下ろすように斬ろうとする方と触れ合います。その方は、人より純粋な側面と、人を赦さない強さ、冷たさ、気高さという、私にはないアイデンティティを持っておられます。私ははっきりした性格ですが、明らかに甘ちゃんで、厳しさに欠けるところがあり、最後の最後には譲歩、自ら縁を切ることなど、生まれてこの方、したことがありません。
私と違って縁を切ることに躊躇しないタイプの方が私に教えてくれることは、過ぎたるは猶及ばざるが如し、過ぎたるは悪であること。自分だけ満足し、人と親しんでいるつもりになっていないか?過ぎたるを防ぐには、差し障りのない関係性、更に言えば、的を初めから外しておけば問題は起こりません。しかしながら、そうすることで、大いに共感して下さり、心の琴線に触れる喜びも無くなり、大袈裟でなく、私がこの世に存在する意味すら失われます。
大切なことは、こちらが主体性を保てる間合いを保つこと、そしてわからせてやろうという執着をとること、相手が動き出そうとしているか、自分が動き出しているか、良心の声を聴くこと。
ある本の一説が、私のくすぶりをふっしょくしてくれました。厳格と冷酷、能弁と多弁饒舌、勇気と粗暴、紙一重、長所というものは一歩調子に乗って度を超すとたちまち欠点となります。自分の欠点を反省し、これを除くという努力が実はそのまま長所を伸ばすことになる。長所と短所は別物ではなく同一物、ただそれが反省により浄められるか否か、ただそれだけの相違に過ぎない(修身教授録)。過ぎたるは猶及ばざるが如し、常に的に的中できるよう、反省あるのみ!!祓い浄め、長所を伸ばしていきたいと思います。
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