普遍の暮らし
2009年4月1日
現代社会では、普通の暮らしを営むことがものすごく難しくなっているのではないでしょうか。
私のイメージする普通の暮らしとは、学校を卒業して就職し、普通に働き、贅沢を言わなければ普通の一戸建ての家が買えて、子供を大学に行かせることができる暮らしです。
しかし格差社会、ワーキングプアなど、言葉が独り歩きしていますが、普通の暮らしを営む社会的ラインから逸脱してしまう割合が高くなっているようです。
昔の人の大半が、現在の若い世代の非常に頑張っている人と同じくらい頑張っていたことが原因でしょうか。
簡単に言うと普通の基準が大きく変化し、頑張る基準がどんどん低くなっています。
みんなが努力することで形成された社会と、みんながあまり努力しなくなった社会が同じであるはずがありません。
自ら負けないように自己を奮い立たせなくては普通のくらしを営む基準すらクリアできません。
恐ろしいのは若い人たちがそれに気づいていないこと。普通に頑張れば普通の暮らしができる社会が理想ですが、国に不平不満を言っても何も始まりません。
みんなが自分さえよければいいという原理が強く働き、自分の会社さえ生き残ればいいと思っています。お陰様、お役立ちの相互扶助により経済も発展します。
多くの雇用を創出する中小企業の経営者は、若い人たちにまず「何のために働くのか」「働く姿勢」について再認識させる必要があるのではないでしょうか。
未曽有の経済不況の最中だからこそ、急がば回れ・・普通の暮らしはみんなで創るもの。
小さな実践の積み重ねこそ社会を動かす原動力であると私は信じます。
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