夢をみることは重荷を背負うこと
2010年9月1日
どうすれば決めたことをやり遂げることができるのか?
経営者を含め、一生懸命生きている人とたくさん接するうち、やりとげられない人の共通点が大きく三つあることに気づきました。
まず初めに、怠惰な性根 。これは小学校の夏休みの宿題から脈々と流れる、根強い性分ともいえます。三つ子の魂百まで、ただ年齢を重ねるだけでは、魂は生まれた時から何も成長していないといえます。
次に、もともと達成する意欲が低い 。そうなればいいなあ…という願望では何事も成就しません。死んでも達成するぞ!という強い意志が必要ですが、中途で頓挫することに一度慣れてしまうと、大きな失望感なくリセットができるようになります。計画は完全に絵に描いた餅となり、叶えられないもの…そう脳裏にインプットされてしまいます。
そして最後は、決めたことを自分の都合のよいように、中途で切り替えてしまう 。思い通りに事が運ばない為、早々に方向転換してしまう。まさに続いてこそ道。あれもこれもと手をつけ、外部環境を理由にしているうち、やるべきことが見えなくなってしまいます。
大事なことは、真の志と感謝の念。
志が本物であれば、自ずと道は開かれ、その開かれた道に感謝の念が自然と沸き起こるはず。右往左往するなら、原点回帰。自分の胸に手を当てて、真摯に自問自答を繰り返すべし。
まずは怠惰で、意欲が低く、移り気である自分を徹底認識すること。自覚ができていない人が、私を含め驚くほど多いので要注意。
「夢を見ることは重荷を背負うこと」(松下幸之助さんの言葉)。迷わず、やりとげるための代償を惜しみなく支払うこと。都合のいい甘えを捨て去ることができるか…
「中尾さんは反省ばかりしてるね…」周囲の皆様から叱咤激励を頂いております。
反省ばかりで成長してない私ですが、ずっともがいています。結果は出なくとも、何も考えない人とは、雲泥の差であると信じます。やはり今月も反省あるのみです。
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