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税金いくらなら払えますか?

2016年3月1日

今年も確定申告の季節到来です。残念ながら、うちの事務所はそれほどたくさん確定申告のお客様はいらっしゃいませんが、それなりに繁忙期の雰囲気です。昔は2月に入ったら毎日終電、土日出勤は当たり前でしたが、電子申告の影響もあるのでしょうか?単純な仕事が激減しました。確定申告相談会なども各地で開催され、私も年に一度、風物詩として従事するのですが、この時期になると毎年、税理士が社会から必要とされる所以を考えさせられます。会計事務所の仕事って何だろう?元来、当たり前ですが、適正に税金を計算すること。しかし、その「適正」に、人の判断が介在するため、世の中を悪くしてきたように思います。

 

2015年6月末時点で約7割の会社が赤字申告をしています。逆の言い方をすれば、約3割の会社しか納税していません。 昭和40年代に4割以下だった赤字申告法人割合は、50年に4割を超えました。55年以降は5割超、平成5年以降は6割超、そして20年以降は7割超の状態が続いています。わずか40年で「黒字6割、赤字4割」から「黒字3割から赤字7割」に大きく悪化しました。

 

高度成長期の終焉、リーマンショック、少子高齢化など、社会経済の影響をうけていることは間違いありません。しかしそれだけでしょうか?

 

先日ある方に聞いたお話ですが、士業は、①昔ながらの保守的な先生②良心にふたをして精力的かつドライに営業するビジネスマン③やるからには社会のお役に立つ仕事がしたいと真摯に切り拓こうとする人、その3つのタイプに分かれるそうです。なかでも②のタイプが台頭、業績を伸ばし、世の中を悪くしているそうです。

 

税理士も同様、「税金いくらなら払えますか?」物心ついていない経営者の方は「それなら少ない方がいい」と答えます。税金を少なくするとお客様が喜ぶから・・・それが理由です。私にも昔そんな時期がありました。お客様自身の意志で赤字申告を選択するのは別ですが、会計事務所が、節税という言う名のもと、税金を少なくすることを是としてミスリードしてきました。不本意ながらも、私たち税理士が、赤字会社を量産することに貢献しているのではないでしょうか。

 

ある意味、国から守られた仕事であるからこそ、やるからには社会のお役に立つ仕事がしたいと真摯に切り拓こうとする税理士が一丸となり、関わる人々の夢や希望を叶える担い手となり、豊かな将来世代を育むことに貢献したいと思います。

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