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所長の一言

わき道の風

date:20160101
新年明けましておめでとうございます。昨年中は格別のお引き立てに賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もご愛顧の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

昨年一年間、私にとって大きな変化がありました。
自分で言うのもおこがましいのですが、穏やかになったというか、受け入れることが出来るようになりました。
人格者の方と比較するとまだまだですが、自分でも不思議なくらい、怒りの感情が心の中から消えました。
長年、自分の欠点を克服しようともがいてきましたが、気がついたらあっさりとなくなっていました。
まるで、心の中に長い間植わっていた雑草を、根こそぎ引き抜いてもらったような感覚です。 原因は定かではありませんが、昨年、一昨年と2年にわたり、自分でもびっくりするくらい、家のこと、正確には、両親の介護、そして愛犬の介護に時間を費やしました。
物心ついた時から仕事サイボーグだった私にとって、仕事を疎外する事柄自体が存在しませんでした。

言い方を変えると、仕事しかしていない、脇目もふらず前しか向いてなかった私が、ふと、仕事という一本道からわき道にそれたわけです。
そのわき道には、今まで見たこともない風景があり、感じたことにない風が吹いていました。不思議と仕事が遅れるという不安はなく、なぜか優しくて、懐かしいものが私の中に沸き上がりました。

すでに自分の中に有りながら気づいていなかったもの、それを母性というのでしょうか・・・結果的に、至極の贈り物を神様から頂きました。
人の心の痛みが少しはわかるようになったこと。
皆、支え合い、何人も懸命に生きていること。そして何より、今、有る事への感謝でした。
常々、今有る状態を、自分が頑張ったから得ている成果だと信じて疑わなかった私は、スタッフは出来て当たり前、お客様も努力したら業績上がって当たり前、結果が出ないのは、その人が怠けているからだ・・・傲慢極まりない人間でした。
仕事サイボーグのままだったら、決して気づくことができなかったことばかりでした。
そんな中、先日ある研修にて、「あなたが会社に感謝するところ」という作文を書く機会がありました。
最初は何を改まって面倒だな・・・という気持ちで書き始めましたが、書いているうちに不思議な感覚に襲われ、涙でいっぱいになり、目の前が見えなくなりました。

当たり前の殻を破った途端、怒涛のように感謝の嵐に見舞われました。
思い返してみれば、開業して12年、関わる全ての人々への感謝の積み重ねでした。
新しい年のスタートに当たり、今有ることに感謝し、しっかりと根を張り、更なる感謝を積み重ねて行きたいと思います。
わき道の風に心から感謝です。
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