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Tax Accountant Office

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所長の一言

お賽銭

date:20150201
新年明けましておめでとうございます。
昨年中は格別のお引き立てに賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もご愛顧の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

毎年、お正月の時期になると思い出すことがあります。
私の実家は材木屋を営んでおり、幼少期は、会社に隣接する自宅に常時数人の住み込みの若い職人さんがいる大変にぎやかな家庭でした。夕食時は3人兄弟と共に、常にたくさんの大人がいましたので、父が仕事でほとんど家にいないことなど全く気になりませんでした。振り返ると、家にいない父と直接話すことはあまりなく、時折家に訪れるお客様や大工さんとの会話から父の人となりを聞いていました。
子供の頃、家に遊びに来られる職人さんは必ず私達に小遣いをくれました。

その時、皆口々に「お父さんにはほんまに世話になってる、ありがとうな、内緒やで・・・」と言って、こぼれんばかりの笑顔でポケットから小銭をあるだけ掌に握らせてくれる人、たまにお札のしわを伸ばしながら手渡してくれる人・・・母に言うと、「気持ちだから両手を合わせてお礼を言いなさい」と言われました。小遣いをもらってうれしいよりも、お金はありがとうを運んでくるもの・・・今考えると、まるで皆さんからお賽銭をもらっていたような気がします。
父だけじゃなく、自分も褒めてもらったようで、小さな子供ながらとても誇らしかった感覚を、今でもはっきり覚えています。
あれから40年経った今、私も父と同様、商売という道を歩んでいますが、私は父の様に、こぼれんばかりの笑顔で、周囲の人から、「中尾さんにはほんまに世話になってる」と言われる生き方をしているでしょうか・・・売上がいくらとか、社員が何人とか、お金をいくら持っているとか、そんなことでは計れない、誠の徳を積み重ねる人の道を歩んでいるか?自分に問いをたてます。変えられないものは過去と他人、変えられるものは未来と自分。
変われないのではなく、変わらないという決断を繰り返しているだけ・・・新しい年の幕開けに、自己を省み、軸を正す時間です。
今年も良心を判断基準に、誠で精進致しますので、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

すべてのものは変化する
一生懸命努力せよ
怠ること勿れ(お釈迦様最後の言葉)
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